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Yamanote Engeki Society on the WEB
札幌山の手高校演劇部ホームページ
Q & A 中学生必見!演劇と演劇部の疑問に答えます
演劇部について
現在中学生ですが、山の手高校の演劇部に入るためにはどうしたらいいのですか?
・まず担任の先生か、中学校の演劇部に所属しているひとは顧問の先生に相談してみるとよいでしょう
・または放課後見学にいらして雰囲気を感じてください。練習日程はこのホームページの「Schedule(スケジュール)」を参照するか、
「Contact(問い合わせ)」で山の手高校演劇部顧問 中禰(なかね)に相談して下さい。一人で恥ずかしい、という人は、友だちを誘ってきてください
・そして、ぜひ山の手高校に入学して下さい。そのあとにまた見学をして、説明を聞いてから決めても遅くありません
演劇部の練習時間・内容はどのようなものですか?/勉強との両立はできますか?
(基礎練習期) 原則、平日の放課後(15:45~18:15・5日に1日は休養日)
(公演稽古期) 原則、放課後(15:45~19:15・平日は1日+土日のどちらかが休養日) です。7時間目授業があるメンバーでも対応ができるようにします
・稽古時期、公演に向けての準備はおよそ2ヶ月前から取り掛かります。練習日程は、部員には数か月分の練習計画を事前に配布しています
・勉強と部活動の両立は誰しも大変なことですが、その人の意欲次第で可能であると考えます。勉強と部活動は、お互いに時間を削り合うものではな
く、お互いにその成果を高め合うものではないかと考えます。みなさんにはそれだけの能力や時間ややり繰りの仕方があるのではないかと考えます
①毎年、卒業した先輩の中には進学者がおりますし、クラスでも成績上位者もいます
②公演のない時期は、試験前にはそのための休みを取り、発声練習だけの早上がりがあります
③先輩の中には、課外授業を受けてから部活動に参加する者もいます。短い練習時間にかける集中力もかなりのものです
④大会と試験の日程がぶつかるときもありますが、数ヶ月前から部員で声を掛け合って、普段からの勉強をしっかりしています
演劇部の一年間の活動は?
・詳しくは「Shedule(活動予定)」と「Chronicle(これまでの活動)」を参照してください。
・大まかには、4月「新入生勧誘公演」・5~6月「合同公演」(現在休止中)・7月「学校祭公演」・10月「石狩支部大会」・11月「全道大会」・2月「学内公
演」が活動の柱です。そのほかに大学や劇団主宰のワークショップに参加したり、演劇祭などに呼ばれております。また最近はテレビやラジオや映画
などへの出演も多くなっております。プロや他校の芝居を観ることも活動の一環であると考えております
・年に数回、部内で講習会を開いたり(ホールなどを借りて)、新入生が決まった際には歓迎会、卒業生にむけて追い出し会を開催したりします
演劇部ではどのような芝居を作っていますか?
・詳しくは、「Chronicle(これまでの活動)」を見ていただければわかるのですが、既成台本(これまでの名作)や創作台本(自分たちで書いた芝居)とり
まぜて上演しています。本校演劇部は部員数(特に男子部員)が多いので、他校にはできないダイナミックでエネルギーとパワーにあふれる芝居をよ
く上演するのも特徴です
演劇の経験が無いのですが?/演劇部に入ったら役者をしなくてはいけないのですか?
・心配はいりません。演劇な特殊な技術が必要と思いがちですが、そんなことはありません
・演劇は役者のみで成り立っているものではありません。演出・舞台監督・制作・音響・照明・装置・衣裳…。何かしらあなたに合う仕事があります
①もともと演劇をしている人は少ない…現在の先輩たちも最初はほとんど素人でした
②声が小さい人も…毎日の訓練で、かなりの声量になります!
③人前に出るのは恥ずかしい…舞台度胸も気の持ちようです。一度舞台に立ったらやみつきになりますよ
④発声練習は…役者志望も裏方志望もみんなでします。「声」は役者だけのものではありません。楽しいですよ
演劇部に入るとお金がかかりますか?
・部費を毎月500円、納入していただいています。また、パーカー代・ポロシャツ代で各2500~3000円程度、全道大会遠征費で5000円程度です。
ます。観劇会やワークショップの際は臨時で徴収することもありますが、他の部活動に比べてかなり、お金のかからない部活動と言えそうです。年
間の保険については、スポーツ安全保険に加入し、その加入金は本校部活動で支払っています
演劇部ではアルバイトを許可していますか?
・許可はしておりません。唯一、年末年始だけ短期のアルバイトを認めています(当然、校則に従った上で)。他の部活動や他のサークルなどとの兼部
も原則は許可しておりません
演劇部の先輩たちはこわいですか?
・そんなことは…ないですよ(^_^)確かに芝居をする者は個性豊かな人物が多いですが、「演劇はコミュニケーションの芸術」であることを自覚した上
で活動をしています。「よい 芝居をつくるためにはどうしたらいいか」で火花を散らすことはあっても、個人的感情でぶつかると芝居は濁るんじゃな
いの?と話しています。逆に言えば、先輩や後輩や同期や顧問との付き合いが雑な人に、いい芝居は作りづらい。もちろんツルむことがすべてでは
ないですけどね。同じ釜の飯を食う(同じ稽古場で汗をかく)仲間にぜひ!
演劇部の先輩たちの進路を教えてください
・入部するひとは、俳優や声優など色んな夢をもって入ってきますが、本校演劇部はその養成所ではありません。高校卒業後も演劇活動を深める者も
いれば、高校時代限りでその活動を止めてしまう者もいます。しかし、共通して言えることは、卒業後も(高校)演劇ファンであること、演劇部で培
ったマナーや考え方をどの進路に進んでも活かしている、ということです(たぶん)
・この20年くらいの先輩の中には、俳優養成所に入所したり、劇団を立ち上げ役者を続けたり、脚本賞を受賞したり、映画監督として活躍したりして
いますよ
演劇の稽古について
演劇(の稽古)って、楽しいですか?厳しいですか?
・「厳しい」です。しかし、演劇の「厳しさ」というのは、何十キロも走ったり、筋力を鍛えたりすることではありません(基礎体力をつける訓練は若
干しますが)。演劇の稽古では、同じ年の仲間と台本の解釈で意見を戦わせたり、たった数行の台詞のために何十回も重ねて稽古します(私たちはそ
う器用じゃないので)。そういう意味で「厳しい」と言えるかもしれません。しかし、これらは同時に、モノを創る上での「楽しみ」でもあります。
何十回もただ繰り返すのではなく、少しずつ進歩していることに気づいたとき、それらがつながって一つの作品になったとき、観客から万雷の拍手
をいただいたとき、これまでの「厳しさ」は「楽しさ」を通過して「嬉しさ」に変わります。私たちの部では、あまり「『楽しい部』を目指すの
か、それとも『厳しい部』を目指すのか」という議論は起こりません。「楽しくて、厳しくて、賞がもらえて、プライド(というか、あーここで芝居
を創って楽しかった~という気持ち)も持てる部」が一番じゃないか…と思うのです。高校生だったらこれくらいは欲張っていいじゃん。コロナ禍だ
し、Z世代だし。これを成しえるのも高校生の特権(もちろん、頑張った先にあるのですが)だと思うし
演劇に向いている人/向いていない人ってどのような人ですか?
・実際に稽古をしてみて思うのは、上手いとか下手だとか声の大小とか、あるには越したことはないですが、あまり関係ないかな、ということです。
チームワークの気構えとか要領の良さとか持ち前の容姿やオーラも同じで、あまり関係ないかな(これもあるには越したことない、という程度)
・演劇の面白さや素晴らしさの一つは、プレーヤー自身や裏方さんの出す音や明かりが、実際にそこに「居ること・在ること」であり、それをしっか
りと観客に世界(観)として提出することなのだと思います
・そう考えると、「演劇に向いている人」というのは、「作り手として<そこ(稽古場や舞台の上)>に居る・在ることのできる人、そしてそれを保証
してくれる人』ということではないでしょうか。つまり、稽古場にいない人、いないことに関して何も関心がない人っていうのは、あまり向いてい
ない気がするなあ。もちろん、人にはいろんな事情があるから、稽古に穴を開けてしまう(休んでしまう)ことはあると思うんだけど、そのことに関
して、自身も(連絡もしないとか)周りも関心をもたないというのは、モノを創る場としてはどうかなあと思います
・今の時代は、「ブラック部活動」についてかまびすしく言われる時代です。だから、休む人や嫌がる人の首に縄をつけて部活動に参加させるなんて
ことはありません。逆に、首に縄をつける必要のある人は最初から、ステージに居つかないような気もしますし。しかし稽古にプライドを持って参
加する、というと大げさな気もしますが、「一人しかいない自分」「一回しかない稽古」を意識する能力、そんな自分に少しづつでもよいから向
かっていこうとする能力、っていうのも大事な適性である感じがします
ちょっとずれたけど
札幌山の手高校について
札幌山の手高校はどのような学校ですか?
・札幌山の手高等学校は、1911(明治44)年創立の札幌市西区の私立高校です。生徒数約800名、アドバンスコース(旧特別進学コース・難関大学希望
者)・プログレスコース(旧進学コース・進学希望者/部活動加入もOK)・スポーツ健康コース(旧体育コース・指定体育系部活動)・未来デザインコー
ス(旧総合コース・広い進路活動)からなりたっています。北海道の私立高校の特徴そのまま、多種多様な生徒による活気ある高校です。特に部活動
が有名で、女子バスケットボール部(全国三冠)・女子バレ―ボール部・ラグビー部(花園常連)・陸上部・柔道部・サッカー部が全国大会に出場して
います。文化系の活動も目覚ましく、演劇部・吹奏楽部・合唱部・美術部・ボランティア部などが盛んです
札幌山の手高校の情報(特に入試の情報)が欲しいのですが
・本校では毎年、学校見学会を開催し、個別の相談会も設けております。もちろん、本校のご質問や入試のご相談は随時受け付けております。下記に
直接お電話されるか、中学校の担任の先生・進路担当・三学年の先生(各中学校には必ず、それぞれの高校担当者がおります)にご相談ください。本
校の公式のホームページもあります(ブログコーナーも随時アップ)ので、情報を得られ、雰囲気を感じてみてください
・連絡先 TEL 011-611-7301(全体) / 011-641-7301(入試・生徒募集) / FAX 011-641-3795 / HP http://www.yamanote.ed.jp
・もちろん、このHPの Contact(ご連絡) でも受け付けております!
高文連石狩支部演劇専門部について
この組織について教えてください
・高文連石狩支部演劇専門部は、高文連(高等学校文化連盟)の、音楽や美術など15ある部門のうちの一つです。石狩支部とは、札幌市・石狩市・江別
市・北広島市・恵庭市・千歳市に設置され、高文連に加盟した高校が対象です。石狩支部内に演劇部は約40校。それらを事務的に束ねているのが事
務局です。「支部大会」「(支部大会に伴う)抽選や舞台見学会」「ワークショップ(かつては合同公演)」を三事業と呼んでいます
石狩支部大会・全道大会・全国大会について教えてください
・石狩支部大会の正式名称は「高文連石狩支部演劇発表大会」。ここ数年は40校近くが参加し、6日間朝から夜までぶっ通しで(!)上演しています。よ
く日本一の巨大支部大会と呼ばれます。大会に当番校方式ではなく、全顧問と教員によっての運営となります。最優秀賞・優秀賞・優良賞・奨励賞
の順で賞が与えられ、全校の中から1校 舞台技術賞がもらえます。また最優秀生徒講評委員が2名選ばれます。
・この大会を抜けると全道大会への出場です。北海道のみでブロック大会(東北や九州などなど)に相当し、この中から、夏の全国大会(総文祭・翌年度
夏開催)、春の全国フェスティバルへで上演できる学校・参加できる北海道代表の生徒講評委員が決まります。
なにしろ演劇が好きなもので
スマホをいじって、お菓子食べて
少しだけ勉強して、あとは寝る…それもいいけど
高校生になったら何かをした方が絶対にいいよ
え?お前たちは何者だって?
私たちは演劇部。ダサいくらいに濃い毎日です
ケンカもするけど、まあ、それ以上に楽しく過ごしています
迷っていないで、こっちへおいで。ステージで待ってます